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インプランの費用

インプラントの治療にかかる費用が高い理由とは?

他の補綴治療と比較して、優れた点の多いインプラント治療ですが、検討する際にその価格の高さに驚いた方も多いでしょう。また、広告やパンフレットだけでは一体総額でいくらかかるのか、分からないこともあります。インプラント治療にかかる費用の内訳、他の治療法に比べて高額になる理由についてご紹介します。

相場も併せて紹介いたしますが、治療で使う材料や歯科医院の設備、または患者様の口内環境や患部の状況によって、治療費は変動しますので、きちんと内訳についてインプラント治療を行う歯科医院から説明を受けましょう。患者様が納得できる治療を受けてください。

インプラントが入った歯の模型

インプラントのデメリットに挙げられる
高額な治療費

歯を失った部分を補う為の治療には、ブリッジ、入れ歯に次ぐ第3の方法としてインプラントがあります。ブリッジを入れるには健康な歯を削らなくてはいけない、入れ歯はクラスプ(バネ)の部分が見えると美しくないし、安定が悪い、そんなときにインプラントを選択する方が増えてきました。天然歯と変わらない咬み心地に、ズレる心配もないインプラントは、大変魅力的な治療法ですが、いくつかデメリットもあります。

その1つがインプラントの治療費です。インプラントは他の治療とは異なり、特殊な場合を除いて保険の適用範囲外となっています。また、インプラントを入れたい部分に必要なだけ骨の高さや厚みがない場合、骨を増やす治療が追加で必要となるため、更に治療費が膨らみます。

治療費の相場

インプラント治療の相場は、1本30~40万円です。ブリッジが1~2万円、入れ歯が1万円前後であることを考えると、だいぶ高額であると言えます。しかしこの相場も、歯科医院のある場所によって少々変動します。東京都歯科医師会が2016年に調査した結果では、23区内で都心部では平均37.0万円、23区以外の地区では平均32.7万円と報告されています。

従って、相場よりも大幅に安いインプラントは記載内容に何かが不足している、もしくは省略している項目があると考えられますし、治療全体の品質として、果たしてどの程度信頼できるのか分かりません。

高額なのは健康保険の対象外だから

インプラント1本30~40万円と高額なのは、悪性腫瘍の手術に関連する場合や生まれつきに顎の骨がないケースなどの一部を除いて、基本的には健康保険が適用されないからです。
健康保険が適用されるのは治療となるため、インプラントを入れなくてもブリッジや入れ歯という他の補綴治療を使えば咬む機能は補われるということで保険が適用されません。また、インプラントは専門性の高い治療であり、どの歯科医師でもできるものではなく、全ての患者さんに使えるわけではないためです。

医療費控除で治療費を抑えられる

医療費控除の申告については、毎年2~3月に行われる確定申告で申請します。医療機関に支払った領収書の他、通院にかかった交通費の合計をリストにして提出します。詳細は国税庁等のホームページを参考にしてください。

分割払いでも対象内?

分割でも医療費控除の対象となりますが、その方法については注意が必要です。確定申告は1月1日から12月31日に支払った分で計算をします。

申請が面倒になるため、クレジットやデンタルローンによる分割支払いがおすすめです。治療を開始した時に費用全額を病院へ一括で支払ったことになるため、自身で直接クリニックへ分割払いをするよりも節税効果が高くなります。

治療費の内訳

インプラント治療の費用の内訳は、以下の内容となっています。しかし、格安をうたった広告ではインプラント費用のみ、インプラント費用と外科手術費用のみと、必要な経費全てを表記していないことがあります。

検査費用

歯科用CT

インプラントは、他の補綴治療と違って外科手術が必要となるため、事前の精密検査が欠かせません。インプラントを埋入する部分の検査をするために、CTやレントゲン撮影、口腔内写真の撮影、咬み合わせのチェックなどを行います。また、サージカルガイドと呼ばれる、インプラントを入れる位置や角度のガイドをしてくれるマウスピースを作成することもあります。

外科手術費用

外科処置を必要とするので、徹底した衛生管理も重要です。空調や照明を完備した専用の手術室があったり、器具を消毒するための機械があったりする医院なら安心できます。ディスポーザブル(使い捨て)用品を使う医院もあります。また、歯科医院によっては、手術時の恐怖心を和らげるために麻酔医管理のもと、静脈内鎮静法という麻酔をしながら手術をすることがあります。

インプラント費用

インプラントは、骨の中に埋め込むフィクスチャー(人工歯根)と、上部構造(人工歯)、そしてそれらを繋ぐアバットメントからなります。上部構造は、患者様の咬み合わせを見ながら個別に作りますが、材質によっては変動します。

メーカーによってはインプラントに保証があり、その保証金が治療費に含まれます。保証期間とその条件を確認しておくと、いざという時に慌てなくて済みます。治療後のメンテナンスも含めて、充分に歯科医院で納得できるまで確認・説明を受け、そのうえで契約書を残しておきましょう。

他の手術費用

インプラント治療は細菌汚染に弱いという特徴があります。そのため、歯周病や虫歯の治療を済ませておく必要があります。特に、歯周病が原因で歯を失った患者様は、治療に力を入れましょう。また、インプラントを埋めるために骨が必要な場合は、骨造成が必要になります。患者様の骨を採取し、骨補填材と混ぜて入れたり、補填材のみを入れたりして骨を作る処置です。

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